指導教官面談2
少し前に2回目の指導教官面談がありました。
ここ最近の課題はLiterature reviewを書くことです。なので、この日はその中で言及する予定の論文の要約とそれぞれに対する自分の見解をまとめたメモを持っていきました。
そこで言われたことは、「様々な理論に言及しているが、同じところをグルグル回っているように見える。」、「まるで理論の陰に隠れているようだ。もっと自分のポジションを明らかにしなければならない。」ということでした。
イギリスで修士論文を書き上げる際のアドバイスとしてよく挙げられているのは、「まず自分の立場を決めてしまい、それを補強、あるいは反証する論文を探す」ということですが(ちなみに唯一の方法ではないです)、ここでも同じようなやり方が求められているようです。
このやり方は確かに、1年という短い期間で修論をまとめるためにはとても有効なのですが、自分は「博論」という大きなプロジェクトを前に、少々気構え過ぎていたのかもしれません。
しかし、結局脳の容量には限界があり、とにかくまず、仮説的に足場を作る必要があることを考えると、まず、そのようにしてまとまった文章として考えを明らかにすることは不可欠だと思いました。実際に、文章で表現できることには限りがありますが、その制約によって、次に進むための道筋を立てることができるのだと思います。
また、やはり英語力の不足を今回の面談で感じたことも事実で、議論だけで、博論を前に進めることは難しく、指導教官との意思疎通のためにも文章で表現することは有効あると思いました。
……
こうやって書いていくと、あまり日本での研究生活と変わらず、なかなか「留学」日記っぽくならないですね。難しい